1945年8月6日広島、9日長崎に原子爆弾が投下された。
死者合わせて20万人、今も23万人(被爆者健康手帳保持者)を越える人々が原爆後遺症に苦しんでいる。その被爆者の中に、広島と長崎の両方で被爆(両市被爆ともいう)した人がいる。『二重被爆』者である。
原爆投下による熱線と爆風に晒された人々の中で、両市で被爆した人々がいたことは、永年知らされなかった。国による聞き取り調査すらなされて来なかった。二重被爆者の一人山口彊(やまぐち つとむ)さんを始め、7名の二重被爆者の証言を基に製作した映画「二重被爆」は、2006年春に完成し、その後国内外で上映・公開活動を続けてきた。被爆後60年が経過して、ようやく二重被爆の実態が 明らかになってきた。
それから5年。山口さんは90歳になって初めてパスポートを取得し、被爆者として「反核平和」の思いを「語り部」として話し始めた。2006年夏、国際連合で語りかけ、地元長崎では様々な機会を捉えて、講話活動を続けてきた。中学生、高校生から青年たちに、「あなたたちに(この思いを)バトンタッチしたい」と語りかけ続けた。
山口さんは2010年1月、93歳で天に召されました。
この映画は広島と長崎で2度被爆した山口彊さんの活動を追った記録です。
ぜひ多くの皆さんにこの映画をご覧戴きたいと思います。
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